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十返舎一九の狂歌碑

峠の集落を抜けたあたりの路傍に江戸時代の滑稽本の作者「十返舎一九」の狂歌『渋皮のむけし女は見えねども 栗のこはめしここの名物 十返舎一九』の碑が目に入る。



ここは古くから栗こわめしを名物にしていた所で、文化8年(1811)に十返舎一九は中仙道を旅して「木曽街道膝栗毛」を書いた。
 十返舎一九(1765−1831)は駿府の生まれ。小田切土佐守に仕えたが、武士を辞めてからは文筆の道に入り享和2年(1802)に滑稽本《東海道膝栗毛》を出すに及んで文壇的な地位を確立した。執筆の材料集めに各地を旅行したが、狂歌が巧みで、書や絵にも詳しかった。晩年は酒のため手足の自由を失い、生活も苦しく神田紺屋町の自宅で67才の生涯を閉じた。


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